2011年3月20日 の説教



 聖書

ルカによる福音書 9章28〜36

説教要旨   山の上で主イエスの衣が真っ白に輝いた時、同行した弟子ペトロは主イエスのために仮小屋を建てましょう、と言いました。それは幕屋と訳されることもある、いわゆる礼拝所の意味です。ペトロの思いとしては、主イエスに無力な十字架の死のさまを晒すのではなくて、この小屋に留まり、神の子として輝いていて欲しいと望んだのだとの解釈があります。確かに主がかつてペトロに、サタンよ引き下がれと退けられて「あなたは神のことを思わず人間のことを思っている」と言われた言葉が裏打ちしているように、それは人間的な思いで十字架への道を塞ぐありようと思えてなりません。

 確かにこの世で言えば、それは無力な死かも知れない。しかしそれは神がイエスに望まれ、人間と同じ地平の死に服させるところから復活を起こして私たちに希望を示されたのです。

 今私たちは被災地の方々と同じく無力な思いで震災の前に立っていますが、必ずやその無力さの中から呼びかけ共におられる神が復活の光において、私たちに希望を与えて下さることを被災地の人々と共に信じてまいりたいと願います。

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